印象に残る会社のロゴまとめ

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会社のロゴは、その会社の顔とも言える存在です。インパクトのあるロゴマークが、会社名を知るきっかけになったという人もいるのではないでしょうか。デザイン性に注目するだけでなく、ロゴマークに込められた意味や託された願いについて知ると、その会社への理解を深めることができます。

ここでは、皆さんにも馴染みのある会社のロゴマークについてまとめてみました。

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McDonald's(マクドナルド)のロゴマークについての豆知識

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アメリカ発祥のハンバーガーチェーンのMcDonald's(マクドナルド)社のロゴマークは、すぐに思い浮かべられるという人も多いのではないでしょうか。

人目を引く黄色いMのロゴマークは、社名のMcDonald'sの頭文字を取ったものです。この機会に、このロゴマークはどのようにしてデザインされたものであるかも知っておきましょう。

マクドナルドのお店には、元来黄色いMの文字を象った橋のような形のオブジェが付いていました。スタイリッシュな店舗デザインの象徴とも言えるMの文字のオブジェは、ゴールデンアーチと称され、人々に親しまれるようになります。

マクドナルドのロゴは、このゴールデンアーチから作られたものと言われています。ロゴマークを目にすると店舗デザインがぱっと目に浮かぶ、そんな意図で誕生したロゴマークだったのでしょう。

ショッピングサイトの大手amazon(アマゾン)のロゴマークが表すもの

次に、大手のショッピングサイトのロゴマークの誕生秘話についてご紹介します。amazon(アマゾン)のロゴマークには、文字の下の部分にオレンジ色の矢印が付いていますよね。この矢印がどんな意味を持っているか、皆さんはご存じでしょうか。

この矢印は、顧客の笑顔を表現するもので、顧客満足度を示しています。矢印を注意深く見てみると、矢印が真っ直ぐではなく、にっこり笑った時の口元のような曲線を描いていることが分かります。さらに、矢印が「a」から「z」に掛けて描かれている点にも注目しましょう。

これは、アルファベットの「a」から「z」まで何でも商品が揃っていますよ、というアマゾンのラインナップの豊富さを表現するものです。普段は何気なく見ていたアマゾンのロゴマークに込められた意味を知ると、顧客第一の姿勢を貫くアマゾンのあり方が伝わってきますね。

AEON(イオン)のロゴマークに込められた意味とは?

自宅の近くにAEON(イオン)系列のスーパーやショッピングモールがあるという人も多いことでしょう。イオンの社名は、ラテン語で永遠を意味する「ÆON」から付けられました。ロゴマークをよく見ると、「A」と「E」の真ん中の横線が流線型になっています。

この流線型はエターナルリングとも呼ばれ、永遠に回る輪を表すデザインの要です。イオンのロゴマークは、エターナルリングをロゴマークに取り入れることで、社名の語源である永遠を表現するだけでなく、イオングループとしての一体感を表すことに成功しています。

アルファベット4文字を並べただけのようにも見えるシンプルで美しいロゴマークには、企業理念に基づく深い意味が込められていたのですね。

井村屋のロゴマークの魅力

つづいて、加工食品を手に取った時に目に留まる食品メーカーのロゴマークについてまとめておきましょう。最初に取り上げるのは、あんまん・肉まん・あずきバーなどでお馴染みの井村屋です。井村屋のロゴマークは、井村屋のローマ字表記の頭文字にあたる「i」の筆記体を2つ並べた形をベースにしたデザインで、アイアイマークの愛称で親しまれています。

「i」を人に見立てることで、母と子の仲睦まじい様子を表すと共に、人と人との結びつきに重きをおく井村屋の姿勢を表しています。ロゴマークに使われている赤、青、黄の3つの明るい色にも井村屋の企業理念が込められています。

コーポレートカラーでもある赤色は母と子の絆を、青色は安全性の高い品質を、黄色は商品開発の独創性を表しています。あずきバーをはじめ、皆で集う楽しいひとときを演出する商品を多数を生み出している井村屋らしさが感じられるロゴマークと言えるでしょう。

インスタント食品のメーカーのロゴマークまとめ

インスタント麺の大手メーカーである日清食品のロゴマークは、赤い半円に白抜きで「NISSIN」と書かれています。日清食品のロゴマークには、食べ物を食べる人の口元(リップ)や、にっこり笑っている顔を想起させることから、リップマークの愛称が付けられています。

また、このロゴマークを見ていると、日清食品の主力食品であるラーメンを入れる丼の形に気付く人もいることでしょう。丼をはじめとする器を象徴するロゴマークからは、日清食品の商品を楽しく美味しく食べて欲しいという企業の熱い思いが伝わってきますね。

次に、日清食品と同じく、大阪府に本社をおくエースコックのロゴマークについてご紹介しましょう。現在使用されているロゴタイプは、2015年に一新されたもので、従来のカタカナ表記からローマ字表記に変更されました。

赤い横長の楕円に、白抜きで「ACeCOCK」と書かれたロゴは、親しみやすさを感じさせるものです。「e」だけを小文字表記にすることで、遊び心や創造性を大切にする会社の姿勢を示しています。ロゴタイプの横に書かれたコック姿の豚は、「こぶた」と名付けられているキャラクターです。

豚は、中国やヨーロッパで円満や幸せの象徴とされていて、食を通して人々に幸せを届けたいという願いが込められています。

幸せを届ける不二家のロゴマーク

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最後に、菓子メーカーのロゴマークについてご紹介します。不二家のロゴマークは、アルファベットの大文字の「F」と花を組み合わせてデザインされたもので、ファミリーマークの愛称で親しまれています。「F」は不二家のローマ字表記の頭文字であると共に、「Familiar(親しみやすい)」、「Flower(花のような)」、「Fantasy(夢)」、「Fancy(高級な)」、「Fresh(新鮮な)」の頭文字でもあり、様々な意味が込められています。

おしゃれで愛らしい菓子メーカーにぴったりのロゴマークを生み出したのは、インダストリアルデザイナーの先駆者とも言われるレイモンド・ローウィです。ローウィは、不二家の看板商品のひとつでもあるルックチョコレートのゴシック調のロゴのデザインも手掛けました。

熱いメッセージが込められた会社のロゴマーク

日常生活で馴染みのある会社のロゴマークを中心に、その誕生の秘訣やデザインに込められた意味をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。自社のホームページ上で、社名の由来やロゴマークの誕生秘話について解説している企業もありますので、気になるロゴマークを見付けたらチェックしてみて下さい。

普段何気なく目にしていたロゴマークに込められた思いを知ることで、企業に対する興味を高めましょう。

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